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ここあぽっどの放送大学と週末起業
目まぐるしく変わる世界にほんの少しでも対応していけたら、と思い放送大学で学びなおすことにしました。講座の備忘記録と週末起業の内容を少しだけ。
ヘロドトスの「ヒストリア」vol.2
【ヒストリア】

ヘロドトスは、サラミスの海戦の前後に生まれたと推定されていて、このヒストリアという著書の冒頭で、ギリシャ人と異邦人(バルバロイ)との間の戦争について「研究調査した」と書かれている。
この「研究調査」はギリシャ語のhistoreoで、ここから歴史という意味のhistoryが生み出された。

ヘロドトスによりオリエント世界の記述は、多彩きわまりないものであり、ペルシャの支配によるオリエントの様々な王朝の興亡の歴史の報告、地理学的な事実についての膨大な報告がされている。
様々な国の自然環境、人々の生活ぶり、風俗、習慣、宗教、産業、また土木建築についての報告がある。
ヘロドトスの好奇心と、敏感な感受性、偏見に囚われることない人間理解に基づいて調査し、知ろうとしている。

エジプトでは、ナイルデルタの地質を調べ、ナイルの押し流す土砂の量を推測し、沿岸の丘を登り、貝の化石を発見し、地表に塩分が吹き出しているのを見出し、そこからエジプトの平野がナイルの押し流す土砂の堆積したものに他ならないことを突き止める。
ここには、明らかに科学的精神というものが見て取れる。

ヘロドトスは常に公平な観点に立っている。
「旧約聖書」からは罪悪視されたバベルの塔に対して、ヘロドトスは詳細な報告をし、ギリシャの敵国ペルシャの壮麗な文明についても、けなすどころか、むしろ賞賛の目を注いでいるほどである。
それからダレイオス王にまつわる話もある。
ダレイオス王はそれぞれの民族の側近に、親の遺骸について意地悪な質問をするが、ヘロドトスは、親の死体を食べるカッラティアイの習慣も、親を火葬するギリシャ人の習慣も、習慣(ノモス)としては平等だと言った。
その習慣(ノモス)の持つ力の大きさを語ったのである。


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